いつの間にか
日本語版もexeがVer.1.9.4になって英語版と並んだ事で英語環境を日本語化しなくても良くなった模様。
英語環境を日本語化する その4 (メニューとini編)
今回はメニューの翻訳データとiniファイルの修正を行います。これで英語環境での日本語化は完了です。
メニューの翻訳データを修正する
英語環境を日本語化する その2 (日本語リソースぶち込み編) - Bagle's Fallout4 noteで抽出したTranslator_ja.txtにTranslator_en.txtで追加されているデータを移植します。
拡張子からも分かる通り、このファイルは簡単なテキストファイルで内容は
キーワード<タブ>表示文字列
の羅列となっています。
インターフェース系MODを入れたことがある人はたまにゲーム中に$~という文字列を見たことがあるかもしれません。
それはこのファイルにデータが存在しないためにデフォルトのキーワードが表示されているのです。
なので、最悪ゲームは動作しますが流石に気持ち悪いので、足りない部分をTranslate_en.txtからコピー&ペーストで追加していきます。
流石にメモ帳を2つ開いて1行々目で確認してしていくのは大変です。自分はファイル比較ソフトのWinMerge 日本語版を使用して足りないキーワードの行を追加と翻訳をしています。
自力編集が面倒という方用に編集と翻訳済みのTranslate_ja.zipを置いておきます。
ダウンロード後、解凍して「Dataフォルダ\Interface」に上書きしてください。
このファイルの仕組を理解していると、メニュー周りで気に入らない部分を修正して自分好みに変えることができるので覚えておいて損はありません。
自分は上記ファイルからさらにカスタマイズして$accを集弾性能や$rngを射程といったように書き換えています。
2.Fallout.iniの編集
「PC\ドキュメント\My Games\Fallout4.ini」の編集をします。このファイルもテキストなのでメモ帳などテキストエディタで編集します。
このファイルは読み取り専用属性になっている事が多いので開く前にファイルを右クリックしてメニューの中からプロパティを選び、読み取り専用のチェックが外れていることを確認します。
ファイルをテキストエディタで開くとおそらく1行目と2行目は以下のようになっていると思います。
[General] sLanguage=en
見つからない場合は「sLanguage=」で検索をして見てください。それでもない場合は自分で[General]セクションに追記します。
この「sLanguage=en」を「sLanguage=ja」に変更してFallout4.iniを保存します。
以上で英語環境での日本語化が完了です。ゲームを起動してメニューやキャラクターのセリフが日本語になっていれば成功です。
お疲れ様でした。
英語環境を日本語化する その3 (Stringsリソース作成編)
今回はxTanslatorを使用して日本語StringsをVer.1.9.40に対応させます。
1.Fallout4.esmを読み込む
xTranslatorを起動し、メインメニューの「ファイル(F)」→「esp/esmファイルを開く(P)」をクリックし、オープンダイアログが出たら「Dataフォルダ\Fallout4.esm」を選択して「開く」ボタンを押します。
暫く待つとファイルの読み込みと既存データの翻訳が終わり以下のような画面になります。
リスト中の文字列の背景が赤い物が2つあると思われますが、これはバージョンアップで追加されて自動翻訳ができなかったものです。
今回はどちらもゲームプレイに支障があるレベルでないので未翻訳のままにしておきます。
気になる人は自分で翻訳してみるのも良いでしょう。
2.Stringsデータの書き出し
メインメニューの「ファイル(F)」→「STRINGSファイルの上書き出力(S)」をクリックすると確認のダイアログが出ますので「はい(Y)」ボタンを押します。
しばらくした後に「保存しました」とダイアログが出てSTRINGSファイルの作成が完了します。
「Dataフォルダ\Strings」というフォルダが作成されて、その中に以下の3つのファイルが有るか確認してください。
- Fallout4_ja.DLSTRINGS
- Fallout4_ja.ILSTRINGS
- Fallout4_ja.STRINGS
これでFallout4.esmのStringsデータが作成できました。
3.DLCのStringsデータ作成
DLCを購入している人は手順1の「Fallout4.esm」を選択して開く箇所をそれぞれ以下に読み替えて手順1と手順2を繰り返してください。
オートマトロン | DLCRobot.esm |
ファーハーバー | DLCCoast.esm |
Vault-tec ワークショップ | DLCworkshop03.esm |
ヌカ・ワールド | DLCNukaWorld.esm |
「Dataフォルダ\Strings」の中に作成されるファイルは以下のようになります。
オートマトロン | DLCRobot_ja.DLSTRINGS DLCRobot_ja.ILSTRINGS DLCRobot_ja.STRINGS |
ファーハーバー | DLCCoast_ja.DLSTRINGS DLCCoast_ja.ILSTRINGS DLCCoast_ja.STRINGS |
Vault-tec ワークショップ | DLCworkshop03_ja.DLSTRINGS DLCworkshop03_ja.ILSTRINGS DLCworkshop03_ja.STRINGS |
ヌカ・ワールド | DLCNukaWorld_ja.DLSTRINGS DLCNukaWorld_ja.ILSTRINGS DLCNukaWorld_ja.STRINGS |
以上でStringsリソースの作成は完了です。
英語環境を日本語化する その2 (日本語リソースぶち込み編)
今回はリソースの抽出とバックアップ、復元を行います。
1.B.A.E.で日本語リソースを抽出する
前回ダウンロードしたB.A.E.を適当な場所に解凍し、bae.exeを実行します。
メインメニューの「File」から「Open File...」をクリックするとオープンダイアログが出てくるので
「Dataフォルダ\Fallout4 - Interface.ba2」を選択してファイルを読み込みます。
読み込みが終わったら上の方にある「Select None」ボタンを押して一度全部のチェックを外します。
> Interfaceを展開し、その中から
- Translate_ja.txt
- fonts_en.swf
にだけチェックを入れて下にある「Extract」ボタンを押すとどこに解凍するかのダイアログが出てきますのでそのまま「フォルダーの選択」ボタンを押します。
「Dataフォルダ\Interface」というフォルダが作成され、その中に選択した2つのファイルが有れば成功です。
2.日本語リソースをバックアップする
「Dataフォルダ」にある以下のファイルを別の適当なフォルダに退避させます。
Videoファルダのファイルはサイズが大きいのでバックアップに時間がかかります。
なお、退避したファイルは再度翻訳する際に必要になるものなのでそのまま保存しておくことをおすすめします。
(英語版のバージョンアップ時に上書き/消去される可能性もあります)
Data\ │ Fallout4.esm │ Fallout4 - Interface.ba2 │ Fallout4 - Voices.ba2 │ Fallout4 - Voices_rep.ba2 └─Video\ │ Intro.bk2 │ Endgame_FEMALE_A.bk2 │ Endgame_FEMALE_B.bk2 │ Endgame_MALE_A.bk2 │ Endgame_MALE_B.bk2 │ AGILITY.bk2 │ CHARISMA.bk2 │ ENDURANCE.bk2 │ GameIntro_V3_B.bk2 │ INTELLIGENCE.bk2 │ LUCK.bk2 │ PERCEPTION.bk2 └─STRENGTH.bk2
もしDLCを購入している時は以下もバックアップを取っておいてください。これらのファイルは購入したDLCの分しかありません。
例えばファーハーバーを購入しないと「DLCCoast~」というファイルは存在しません。
- DLC01:オートマトロン
Data\ │ DLCRobot.esm │ DLCRobot - Main.ba2 └─DLCRobot - Voices_ja.ba2
- DLC03:ファーハーバー
Data\ │ DLCCoast.esm │ DLCCoast - Main.ba2 └─DLCCoast - Voices_ja.ba2
- DLC05:Vault-tec ワークショップ
Data\ │ DLCworkshop03.esm │ DLCworkshop03 - Main.ba2 └─DLCworkshop03 - Voices_ja.ba2
- DLC06:ヌカワールド
Data\ │ DLCNukaWorld.esm │ DLCNukaWorld - Main.ba2 └─DLCNukaWorld - Voices_ja.ba2
3.SteamでFallout4の言語設定を英語にする
英語版をダウンロードします。以降はこの環境のまま作業を進めます。
4.退避したファイルをDataフォルダに戻す
手順2.で退避した以下のボイスファイルとVideoフォルダを「Dataフォルダ」に書き戻します。
- Fallout4 - Voices.ba2
- Fallout4 - Voices_rep.ba2
- ~ - Voices_ja.ba2 (各DLC)
その際に以下のファイルは書き戻さないよう注意してください。
- 各esmファイル
- Fallout4 - Interface.ba2
- ~ - Main.ba2 (各DLC)
5.B.A.E.で必要な英語リソースを抽出する
手順1.と同様に「Dataフォルダ\Fallout4 - Interface.ba2」を選択してファイルを読み込みます。
今回抽出するファイルは以下の2つです。
- FontConfig.txt
- Translate_en.txt
これで直接書き戻しできるリソースファイルのぶち込みは完了です。
英語環境を日本語化する その1 (xTranslator導入編)
Fallout4の日本語版が一向に1.7からアップデートされないので少し前から英語環境に日本語リソースを入れてプレイするようになった。
やり方は以下の通り。
1.下準備
Windowsのファイル名拡張子を表示するようにしておきます。
これを行っておかないと退避させる正確なファイルがわからなくなります。やり方はそのまま「ファイル名拡張子を表示」でググれば出てきます。
3.SteamでFallout4の言語設定を日本語にする
日本語リソースを抽出するための手順です。作業時に普通に日本語でプレイしていたのならそのままでOKです。
4.Fallout4のDataフォルダを確認する
Fallout4のDataフォルダの場所を確認してメモ帳などでメモして覚えておきます。フォルダの位置は人により様々です。
ちなみにSteamのデフォルトだと以下が該当フォルダになります。(Windows10 64bit環境の場合)
C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\Fallout4\Data
今後、このフォルダを「Dataフォルダ」と記述します。
5.xTranslatorをインストールする
手順1.でダウンロードしたxTranslator(sseTranslator)を解凍し、適当な場所(デスクトップや"C:\Program Files (x86)\")にコピーし、Translator.exeを起動します。
起動するとダイアログが出ますので「Fallout4」を選択。
すると続いて以下の設定ダイアログが出ます。英語で何が書いてあるのかイマイチわかり辛いですね。
なのでインターフェースをまず日本語にします。
ダイアログの「Options...」タブを選択し、「English」と書いてあるドロップダウンリストから「Japanese」を選択、OKボタンを押します。
xTranslatorが自動的に再起動し、ウィンドウのメニューが日本語表示になっていれば成功です。
そうしたらメニューの「オプション(Z)」から「言語と辞書(R)」を選択し、「オプションと言語の設定」ダイアログを開きます。
「翻訳先言語:」を「fr」から「ja」に変更します。
続いて「キャッシュ作成元のパス」を設定します。
「.¥Dataフォルダ」のエディットボックスをクリックするとフォルダ選択ダイアログが出てきますので、手順4.で確認した「Dataフォルダ」を指定します。
上手く設定できると「プレビュー」の文字の背景部分が赤から緑色に変わります。
次に「.¥Stringsフォルダ」も設定しておきます。
「.¥Dataフォルダ」を指定したときと同じように「.¥Stringsフォルダ」のエディットボックスをクリックしてStringsフォルダを指定します。
Stringsフォルダが無いという人は「Dataフォルダ」までたどり、「新しいフォルダの作成(N)」ボタンをクリック、フォルダ名を「Strings」(カギカッコは入力しません)に変更してOKボタンを押してください。
「.¥Dataフォルダ」、「.¥Stringsフォルダ」の設定が完了したら、プレビュー内のキャッシュ情報が全て「キャッシュ作成可能」になっていることを確認して「辞書を構築」ボタンを押します。
この辞書の構築は英→日の対訳情報を作成しており、今後色々なMODを翻訳するにあたって必要になる元情報です。
しばらくした後に 「処理が完了しました。」の ダイアログが出れば xTranslatorの設定は ひとまず完了です。