英語環境を日本語化する その2 (日本語リソースぶち込み編)
今回はリソースの抽出とバックアップ、復元を行います。
1.B.A.E.で日本語リソースを抽出する
前回ダウンロードしたB.A.E.を適当な場所に解凍し、bae.exeを実行します。
メインメニューの「File」から「Open File...」をクリックするとオープンダイアログが出てくるので
「Dataフォルダ\Fallout4 - Interface.ba2」を選択してファイルを読み込みます。
読み込みが終わったら上の方にある「Select None」ボタンを押して一度全部のチェックを外します。
> Interfaceを展開し、その中から
- Translate_ja.txt
- fonts_en.swf
にだけチェックを入れて下にある「Extract」ボタンを押すとどこに解凍するかのダイアログが出てきますのでそのまま「フォルダーの選択」ボタンを押します。
「Dataフォルダ\Interface」というフォルダが作成され、その中に選択した2つのファイルが有れば成功です。
2.日本語リソースをバックアップする
「Dataフォルダ」にある以下のファイルを別の適当なフォルダに退避させます。
Videoファルダのファイルはサイズが大きいのでバックアップに時間がかかります。
なお、退避したファイルは再度翻訳する際に必要になるものなのでそのまま保存しておくことをおすすめします。
(英語版のバージョンアップ時に上書き/消去される可能性もあります)
Data\ │ Fallout4.esm │ Fallout4 - Interface.ba2 │ Fallout4 - Voices.ba2 │ Fallout4 - Voices_rep.ba2 └─Video\ │ Intro.bk2 │ Endgame_FEMALE_A.bk2 │ Endgame_FEMALE_B.bk2 │ Endgame_MALE_A.bk2 │ Endgame_MALE_B.bk2 │ AGILITY.bk2 │ CHARISMA.bk2 │ ENDURANCE.bk2 │ GameIntro_V3_B.bk2 │ INTELLIGENCE.bk2 │ LUCK.bk2 │ PERCEPTION.bk2 └─STRENGTH.bk2
もしDLCを購入している時は以下もバックアップを取っておいてください。これらのファイルは購入したDLCの分しかありません。
例えばファーハーバーを購入しないと「DLCCoast~」というファイルは存在しません。
- DLC01:オートマトロン
Data\ │ DLCRobot.esm │ DLCRobot - Main.ba2 └─DLCRobot - Voices_ja.ba2
- DLC03:ファーハーバー
Data\ │ DLCCoast.esm │ DLCCoast - Main.ba2 └─DLCCoast - Voices_ja.ba2
- DLC05:Vault-tec ワークショップ
Data\ │ DLCworkshop03.esm │ DLCworkshop03 - Main.ba2 └─DLCworkshop03 - Voices_ja.ba2
- DLC06:ヌカワールド
Data\ │ DLCNukaWorld.esm │ DLCNukaWorld - Main.ba2 └─DLCNukaWorld - Voices_ja.ba2
3.SteamでFallout4の言語設定を英語にする
英語版をダウンロードします。以降はこの環境のまま作業を進めます。
4.退避したファイルをDataフォルダに戻す
手順2.で退避した以下のボイスファイルとVideoフォルダを「Dataフォルダ」に書き戻します。
- Fallout4 - Voices.ba2
- Fallout4 - Voices_rep.ba2
- ~ - Voices_ja.ba2 (各DLC)
その際に以下のファイルは書き戻さないよう注意してください。
- 各esmファイル
- Fallout4 - Interface.ba2
- ~ - Main.ba2 (各DLC)
5.B.A.E.で必要な英語リソースを抽出する
手順1.と同様に「Dataフォルダ\Fallout4 - Interface.ba2」を選択してファイルを読み込みます。
今回抽出するファイルは以下の2つです。
- FontConfig.txt
- Translate_en.txt
これで直接書き戻しできるリソースファイルのぶち込みは完了です。